
今回は、 『At Night: The Student』というゲームのストーリーやエンディング、結末の考察を紹介していきます。
誘拐犯が潜んでいると噂される町で、女子高生が一人で過ごす日常を描いたホラー作品です。
静かな日常の中に少しずつ不穏な気配が混ざり、じわじわと恐怖が迫ってくるのが特徴です。
・ヒトコワ系が好きな人
・物語の考察が好きな人
・じわじわくる怖さを味わいたい人
あらすじ
日本の町に住む16歳の高校生・みお(Mio)。母親が不在のため、家で一人きりの時間を過ごしています。 朝起きて食事の準備や歯磨きをするといった、ごく普通のルーティンから物語が始まります。しかし、町には「誘拐犯」が潜んでいるという不穏な噂が漂っており、平穏な日常が徐々に脅かされていきます。
⚠️ この記事は『 At Night: The Student』のネタバレを含みますのでご注意下さい。
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作品概要
| タイトル | At Night: The Student |
|---|---|
| ジャンル | 一人称視点サイコロジカルホラー(ウォーキングシミュレーター) |
| 作者 | Limeless |
| 価格 | 無料プレイ(Free to Play) |
| リリース日 | 2026年3月19日 |
このゲームの特徴
日本の静かな住宅街を舞台に、VHS風のリアリスティックな映像美で不気味な雰囲気を演出しています。戦闘や複雑なパズルはなく、約20分程度でクリア可能な短編作品です。
• 写真頼りのナビゲーション:目的地への具体的な方向指示は表示されません。代わりに、スマートフォンに届く写真をヒントに、路地やランドマークを自力で特定して進むという独特な探索システムが採用されています。
• マルチエンディング:プレイヤーの行動や状況によって、複数の結末に分岐します。
「誘拐」という現実的な犯罪の恐怖が、通学路や自宅といった安全なはずの場所に侵食してくるパラノイア的な演出が非常に特徴的です。
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ストーリーの詳細(ネタバレあり)
ここからは、ネタバレありで詳しいストーリーとエンディングについて紹介します⚠️

本作は、冒頭に流れる、ある事件のニュースラジオから始まります。
みおの日常
主人公のみおは、母親が不在の数日間、一人で留守番しながら学校へ通うという日常を過ごしています。ゲームは、アラームを止め、顔を洗い、歯を磨き、朝食の冷凍おにぎりをレンジで温めるといった、非常に細かなモーニングルーティンから始まります。
スマホに届く写真
具体的な道案内は無く、みおのスマホに届く写真をヒントに、実際の風景と照らし合わせながら目的地のバス停や、友達の家を探して進みます。
忍び寄る恐怖
平穏に進んでいく日常の裏で、町には誘拐犯が潜んでいるという不穏なニュースが流れています。

学校と友達の家
学校では数学のテストを受け、放課後は友人きみこの家で勉強をすることになります。
しかし、勉強中に問題を間違えた途端、雰囲気が一変し、薄暗い部屋できみこが不気味な表情を浮かべます。
徐々に、現実が歪み始めます。

コンビニでの遭遇
母親から頼まれてコンビニへ買い物に行くと、入り口を塞ぐように立っている人物に遭遇します。
その人物の見た目は、冒頭のニュースで聞いた特徴と一致する「パーカーを着た太った男」でした。
みおに対して彼は「始めるチャンスを待っていた」と不可解な言葉や、初対面であるはずなのに「今度はお釣りを忘れないで」といった、意味深な言葉を投げかけますが、最終的には「人違いだった」と言い残し、その場を立ち去ります。
エンディングの内容
帰宅した家の異変
夜、母親から頼まれたお使い(友人宅への荷物届け)を終えて帰宅したみお。家の玄関を開けると、なぜか誰も居ないはずの家の中の電気が消えていることに気づきます。
みおは「一人だから点けっぱなしにしていたはずなのに」と不安に駆られます。
衝撃の結末
暗がりの中、消えていた玄関先の電気を付けた途端、玄関の外に何者かが立っている事に気付きます。
「みおのベッドは空だった」という一文だけが表示されて、物語は終わりを迎えます。

真相の考察
冒頭のニュース
ゲームの冒頭では、「16歳の高校生、アオヤマ•ミオさんが行方不明になり、誘拐の可能性がある」という特別ニュースがラジオから流れています。
つまり、プレイヤーが体験していた日常は、彼女がいなくなる直前の出来事であり、最終的に彼女は町に潜む誘拐犯によって連れ去られてしまったことが示唆されます。
仮説:過去への回想
何度か見返してみて、犯人の手に掛けられてしまったみおが、その日の出来事への回想をしているという仮説を立てました。
街を探索中、霧がかかり先が見えづらい事、立っている人たちが無反応な事も、それがみおの過去の記憶だからなのかもしれません。
家を出る前に鳴った目覚まし時計、きみこの部屋にあった大量の目覚まし時計は、みおが事件に遭うまでの分岐点であり、その部屋から出てはいけないという自分への警告や、後悔の念が表されているのではないかと推測しました。
おまけ:不審人物のプロファイリング
コンビニ前に居た、犯人の特徴と一致する不審人物をAIでプロファイリングしてみました。

特徴①:本能と欲求の強さ
顔全体のふくよかさと発達した下あごは、物欲や食欲、独占欲が非常に強いと読み取ることも出来ます。精神的な成長よりも、本能的な満足を優先しやすく、自己管理が苦手な傾向があります。
特徴②:意志の弱さと逃避癖
下がった眉と小さく薄い口元は、決断力の欠如や意志の弱さを表しています。困難な状況に直面した際、自ら解決するよりも、言い訳をしてその場を逃れようとする性質が読み取れます。
特徴③:内面の不透明さ、自己保身
眼鏡越しに感情が見えにくい目は、本心を隠す陰険さや他者への不信感を示唆しています。この人物が発する「ごめん…」という言葉は、心からの反省ではなく、自分を守るための「自己保身」や「その場しのぎ」である可能性が高いです。
結論
この人物は、欲求に忠実でありながら、責任感や実行力に乏しく、都合が悪くなると同情を誘って逃げようとするという、非常に人間臭くも屈折したキャラクター性を持っているとプロファイリングされます。
一見誰が見ても怪しいこの人物は、プロファイリング的な視点でも危険視すべき特徴が多々ある人物でした。
ゲーム内では、事件は未解決のまま。あの夜、みおに何が起きたのかも、はっきりとは分からないままでした。
結局、誘拐犯は何者だったのか。
その手がかりは、まだゲーム内に隠されているのかもしれません。