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ホラゲー解説&考察ブログ "オダラボ"

【Steam】『Gore In Crayon』酔ったお母さんが追ってくる|ホラーゲーム考察

 

 

今回は、Gore In Crayonについて、ゲームの概要やストーリー、そして作中に隠された考察について紹介していきます。  

言葉による説明がほとんど存在しないにも関わらず、部屋の様子やキャラクターの行動、演出の違和感から、少しずつ悲惨な真相が浮かび上がっていく作品です。

 

⚠️ この記事は『Gore In  Crayon』のネタバレを含みますのでご注意ください。

▼ ゲーム視聴はオダケンさんの実況動画がおすすめです。

https://m.youtube.com/watch?v=eR8AP3d8fI8

 

このゲームの怖さ

かわいらしいクレヨン風のドット絵で描かれた作品なのですが、その中身は非常に重っ苦しく、家庭内の歪みや精神的な恐怖を描いた、サイコロジカルホラーとなっています。

 

こんな人におすすめ

・考察系のサイコロジカルホラーが好きな人

・家庭崩壊や精神的恐怖を描いた重い作品が好きな人

・短時間で強烈なインパクトを味わえるホラーゲームを探している人

 

「夜更かしをしてはいけない。お母さんはお酒をたくさん飲むのが好きなの…」という不穏な背景が存在します。 テキストによる説明を介さず、視覚的な演出や状況を通じて、痛ましく悲惨な物語が紐解かれていきます。

 

本ページにはプロモーションが含まれています。

 

作品概要

タイトル Gore In Crayon
ジャンル 2Dピクセルサイコロジカルサバイバルホラー
作者 Leigh Carr(開発) / Carrthulhu(販売)
リリース日 2025年12月29日
プレイ時間 約30分程度
このゲームの特徴

カートゥーン風のかわいいドット絵と、重厚な心理描写や不穏な演出との対比が特徴。言葉を一切使わずに物語が進行します。

• サバイバル要素:「ネコとネズミの追いかけっこ」に例えられる緊迫した逃走劇が中心です。ステルス、パズル、アクションの要素を組み合わせて生き延びる必要があります。

• マルチエンディング:プレイヤーの行動により、2種類のエンディングに分岐します。

• 過激な演出:このゲームには、刺激の強い描写やホラー演出が含まれています。閲覧・プレイの際はご注意ください。

• 仕様面:対応言語は英語のみ(日本語非対応)ですが、全6個のSteam実績に対応しています。非常に軽量な動作環境で、古いOSでもプレイ可能です。

 

見た目の可愛らしさに反して、非常に重苦しく考えさせられるテーマを扱う、ギャップの激しい作品です。

 

▼ このゲームの作品ページはこちら

store.steampowered.com

 

 

 

 

 

ストーリー詳細(ネタバレあり

ここからは、ネタバレありで詳しいストーリーとエンディングについて紹介します⚠️

 

 

主人公の女の子は、タバコをふかし、お酒を大量に飲む母親と暮らしています。家の中にはお酒の瓶が散乱、母親は娘に煙を吹きかけるなど、不健全な親子関係が描かれています。

 

不気味な家

主人公の部屋は照明もなく、月明かりだけが頼りの薄暗い独房のような場所です。家の中には、顔の部分だけが破られたお父さんの写真や、血かワインか判別できないようなシミが至る所にあります。

 

外出、夜更かしの禁止

母親からは「夜更かし禁止」と「外出禁止」を厳命されています。家の一部のドアには有志鉄線が張られていたり、娘を外に出さないよう異常なまでに厳重な管理がされています。

 

 

物語の展開

女の子が自分の部屋で眠りにつくと、酔っ払った母親が豹変し、何かを手にした母親から逃げ回ることになります。主人公は母親の目を盗み、隠れ場所に身を潜めながら、脱出のために必要な4つの鍵を家の中から探し出します。

この探索の過程で、クローゼットの中に布を被せられた不気味なものが隠されているのが見つかります。

 

 

エンディングと真相

4つの鍵を集めて玄関に到達すると、衝撃の真相が明らかになります。

 

お父さんの死

クローゼットの中にいたのはお父さんでした。その姿から、この家で重大な出来事が起きていたことが示唆されます。凶器として残されていたのは、意外にも「クレヨン」でした。

 

事件の真相について

これまで、酔った母親が襲ってくる恐怖が描かれてきましたが、実は主人公の少女自身が事件に深く関わっていた可能性があります。

 

結末と仮説

事件発覚後、警察が駆けつけますが、少女は平然と絵を描き続けています。この真相については様々な解釈が出来る場面です。

 

◾️仮説A:少女が行った事であり、それに気づいて逆上した母親が娘を追っていた。

 

◾️仮説B:これまでの恐ろしい母親の姿は、罪を犯した少女が作り出した幻想であった。

 

◾️私なりの考察:
私は、父に関する悲惨な出来事の黒幕はこの少女であり、その背景には家庭内の深刻な問題があったためではないかと考えました。

特に、家の中に散乱した酒瓶や、顔が破られた父親の写真、そして外出を制限する異常な環境から、家庭内に強い歪みがあったことが分かります。

このような環境の中で、少女は極限状態に追い込まれており、父への犯行は防衛本能として引き起こされた可能性が高いと感じました。

また、母親が襲ってくる描写についても、真実を知ったことによる怒り、もしくは少女自身の罪悪感が生み出した幻覚であったとも解釈できます。

ラストで少女が見せた笑みは、これまでの地獄のような環境から解放されたことによる、安堵の表れだったのではないでしょうか。

 

◾️「片付け」をした場合の展開:
寝る前に家の中を全て綺麗に片付けた状態で進行するルートも存在しますが、結局はお父さんへの嫉妬や家庭内の不和が描かれる悪夢のような展開となり、ハッピーエンドは存在しないようでした。

父親と娘の関係性や、それに対する母親の態度から、一般的な親子関係とは異なる歪みがあった可能性も考えられます。

明確ではありませんが、この違和感のある関係性が、家庭内の不和や悲劇の一因になっていたとも解釈できそうです。

 

まとめ

本作は、外から見える恐怖だけでなく、家庭内に潜む見えない歪みや心理的な闇を描いた作品だと感じました。

クレヨンで描かれたような可愛らしい絵柄とは裏腹に、とても凄惨で恐ろしく、後味の悪いストーリー展開でした。お酒で豹変する親の恐怖という外面の中に、子供を取り巻く悲惨な出来事、さらなる闇を秘めたホラーゲームです。