
今回は、『Human Shaped』というゲームのストーリーやエンディングについて紹介します。
深夜のコンビニでレジ係として働く主人公が、店を訪れる客の中に紛れ込んだ“人間に擬態した何か”を見分けながら生き延びるホラーゲームです。
⚠️ この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。
▼ ゲーム視聴はオダケンさんの実況動画がオススメ! https://youtu.be/xV0qx5meRmc?si=TMhXhWZYOPJ1xIIk
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この作品の怖さ
このゲームの恐怖は、日常の中に潜む違和感から来ています。最初はただのレジ作業。でも夜が深まるにつれて、客たちの様子が少しずつ、普通ではない感じに変わっていきます。何がおかしいのか、すぐにはわからない。そのじわじわとした気持ち悪さが、このゲームの怖さの核心です。
・日常の中に潜む違和感や、じわじわ系のホラーが好きな人
・スキンウォーカーや擬態系のホラーに興味がある人
・レジ業務系のシミュレーションゲームが好きな人
・短時間でサクッとホラー体験をしたい人
深夜のコンビニ。主人公はレジ係としてカウンターに立っています。商品をスキャンするだけの、単調な仕事のはずでした。しかしその夜、地域では、未知の存在が住民に擬態し始めるという異常事態が起きていました。店を訪れる客の中に、人間のふりをした何かが紛れ込んでいます。
作品概要
| タイトル | Human Shaped |
|---|---|
| ジャンル | 一人称視点ホラー / シミュレーション |
| 開発・発売 | Bored Leviathan |
| プラットフォーム | Windows |
| プレイ時間 | 約30分 |
| 言語 | 日本語対応 |
このゲームの特徴
深夜の店舗という閉鎖的な空間で、レジ業務をこなしながら擬態した怪物を見分けるというゲームシステムが特徴です。外見は人間そのものなのに、どこかがおかしい。その微妙なズレを察知しながら進む緊張感が、このゲームの独特な怖さを生み出しています。3Dで描かれた不気味な雰囲気と、マルチエンディングも見どころです。
▼ このゲームの作品ページはこちら https://boredleviathan.itch.io/human-shaped
ストーリーの詳細(ネタバレあり)
ここからは、ネタバレありで詳しいストーリーとエンディングについて紹介します⚠️

物語は、主人公が深夜のコンビニバイトに向かう日常の描写から始まります。自宅アパートで食事を済ませ、顔を洗い、深夜23時50分に遅れないよう「ニアマート」へ向かいます。
通勤路には最近急増している連続失踪事件のポスターや新聞が貼られており、地域一帯に不穏な空気が漂っています。
ホームレスの警告
通勤途中、ホームレスの老人から不可解な言葉をかけられます。「あいつらは俺たちの顔をかぶって紛れ込もうとしている」「店に来ても絶対に入れるな」。主人公は当初、老人の妄想として聞き流します。
コンビニでの異変
店での業務は商品のスキャン、品出し、床の清掃。単調な深夜のルーティンワークです。しかし夜が進むにつれて、客たちの様子がおかしくなっていきます。
四つん這いで歩いてくる客、顔が歪んでいる客、声と見た目が一致しない客。外見は人間ですが、どこかが決定的におかしい擬態者たちが来店するようになります。
同僚は次第に体調不良を訴え、「棚の間で何かが動いている」「顔を引き延ばされているようだ」と怯え始めます。店長はサングラスをかけたままトイレにこもり続け、異常な行動が目立ち始めます。
第4夜:赤く染まる世界
第4夜、目が覚めると外の世界は不気味な赤色に染まっています。自宅では自分が書いた記憶のないメモが複数見つかります。「駅にいた男の顎がぶら下がっていた」「俺は本当に俺なのか」。自身が正気を失い、何者かに侵食されていることを示唆する内容でした。
クライマックス
コンビニに、自分と全く同じ顔をした存在が現れます。「僕のほうが君よりうまくやれる」と告げ、主人公に自分の「形(体)」を捧げるかを迫ります。
この選択と、これまでの業務態度によって結末が分かれます。
エンディング
エンディングA:夢落ち(通常エンド)
自分の形を捧げることを拒否し、追跡から逃げ切ります。意識を取り戻すと朝のコンビニ内。同僚から「シフトが終わったのに寝ていたぞ」と声をかけられます。
外に出ると世界は正常に戻っており、失踪事件のポスターも消えています。レジ横には『人の形(Human Shaped)』というタイトルの本が置かれており、一連の恐怖体験はバイト中にその本を読んで眠り込んだ主人公が見た長い悪夢だったことが示唆されます。
エンディングB:交代(バッドエンド)
自分の「形」を捧げることに同意すると、主人公の体は擬態者に奪われてしまいます。擬態者は主人公になり代わり、完璧な店員として振る舞い始めます。元の自分がどうなったのかは描かれないまま、物語は幕を閉じます。
エンディングC:解雇(特殊エンド)
業務中に擬態者だけでなく通常の人間の接客まで執拗に拒否し続けると、翌朝店長から電話がかかってきます。「客の半分を拒否した」「常連客を怖がらせた」と激怒され、そのままクビを言い渡されます。超常的な恐怖を生き延びたのに解雇される、現実的なバッドエンドです。
まとめ・感想
本作は日本のコンビニが舞台のゲームで、まず目を引くのはその再現度の高さです。店の外観や、店内の棚に並んだ商品などの細かい部分まで、すごくリアリティがあってワクワクします。
そして、このゲームを見て真っ先に思い浮かんだのは、シェイプシフターです。
彼らは何の目的で人間に擬態し、乗っ取ろうとしているのか。「僕のほうが君よりうまくやれる」という、入れ替わる理由としては納得のいかない言葉を残して主人公に迫ってきます。
擬態された人間は徐々に原形を保てなくなり、見た目でバレてしまう。おそらく彼らは定期的に誰かに擬態しないと正体が露呈してしまうため、次々と新しい対象を求めて繰り返しているのではないでしょうか。
シェイプシフターが登場する映画では、擬態された本人が元の生活に戻れないケースが多いです。入れ替わりを選んだ主人公も、同じ道を辿ったのかもしれません。
一方で夢オチエンドを見ると、主人公は過労による幻覚を見ていたというオチになっています。深夜の夜勤という過酷な環境の中で、精神的に追い詰められていた主人公が、仕事を誰かに代わってほしい、休みたいという気持ちを、ああいった形の幻覚として見せてしまったのかもしれません。
どちらの解釈も成り立つ作りになっているのが、このゲームの面白いところだと思います。