
今回は、『帰り道』というゲームのストーリーやエンディングについて紹介します。
学校からの帰り道、気づけば異世界に迷い込んでいた少女が、巨大な怪異から逃げながら家を目指す、チラズアートのサバイバルホラーゲームです。
⚠️ この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。
▼ ゲーム視聴はオダケンさんの実況動画がオススメ!
https://m.youtube.com/watch?v=EEvcP5B9RcY&ra=m
この作品の怖さ
全体的に暗く、霧がかかったような視界の中を進んでいきます。明かりのない場所に長くいるとパニックメーターが上昇し、リナは恐怖で叫び声を上げてしまいます。その声が怪異を引き寄せるため、常に緊張感が続きます。
追いかけてくる怪異は高身長の女性の姿。じわじわ迫ってくる感じが嫌な怖さです。
不気味な棒読みの実録風音声も独特の雰囲気を作っていて、チラズアートの他作品に登場する幽霊列車の駅やコンビニも登場します。
・親子関係や家族をテーマにした、心に残るホラーが好きな人
・じわじわ追いかけられる緊張感のあるゲームが好きな人
・チラズアートの他作品が好きな人
主人公は中学生の少女、リナ。ある日、隣の中学校の生徒が行方不明になったという噂を耳にします。
いつもの帰り道を歩いていたリナは、気づけば見慣れたはずの街が静まり返った不気味な空間へと変貌していました。そこには巨大な女の怪異が潜んでおり、リナを執拗に追いかけてきます。
ただ家に帰りたいだけなのに、辿り着けない。そんな恐怖が続きます。
本ページにはプロモーションが含まれています。
作品概要
| タイトル | 帰り道([Chilla’s Art] The Night Way Home) |
|---|---|
| ジャンル | サバイバルホラー |
| 開発・発売 | Chilla’s Art(チラズアート) |
| リリース日 | 2021年8月6日 |
| プレイ時間 | 約2〜4時間 |
| 視点 | 一人称・三人称切り替え可能 |
このゲームの特徴
チラズアートらしいVHS風のエフェクトが、懐かしくも不気味な雰囲気を作り出しています。80〜90年代のブラウン管テレビのような質感で、ホラーの没入感をぐっと高めてくれます。苦手な方は設定でオフにすることもできます。
一人称と三人称を自由に切り替えられるのも特徴のひとつです。状況に応じて視点を変えながら探索できます。
公衆電話でセーブするシステムや、主人公の精神状態を示すパニックメーターも導入されており、ただ歩くだけではない緊張感が続きます。単なるウォーキングシミュレーターではなく、敵から逃げながら謎を解くサバイバル要素が強い作品です。
▼ このゲームの作品ページはこちら
https://store.steampowered.com/app/1671550/Chillas_Art_The_Night_Way_Home/
ストーリーの詳細(ネタバレあり)
ここからは、ネタバレありで詳しいストーリーとエンディングについて紹介します⚠️
主人公はリナ、中学1年生の少女です。隣の中学校に通う船森セツナさんが部活の帰りに行方不明になったというニュースが流れ、クラスメイトの間でさまざまな憶測が飛び交います。
リナ自身も、仕事で不在がちな母親との関係に悩んでいました。「家には誰もいない」「お母さんは私のことがあまり好きじゃない」。そんな孤独感を抱えたまま、帰り道へ向かいます。
異世界への迷い込み

放課後、駅のトイレに寄ったリナは、隣の個室からすすり泣く声を聞きます。声をかけると「家に帰りたくないだけ」という返事。
「あなたも似た者同士。でもあなたは帰さない」と告げられた直後、リナは意識を失います。
目を覚ますと、見慣れたはずの街が歪んだ異世界へと変貌していました。霧がかかった暗い視界の中、静まり返った住宅街が広がっています。
巨大な怪異の追跡
リナを執拗に追いかけてくるのは、巨大な女の怪異です。暗い場所に長くいるとパニックメーターが上昇し、リナが叫び声を上げて居場所を知らせてしまいます。街灯を頼りに明かりの中を進みながら、怪異から逃げ続けます。
道中では「大ヌサ」というお払い棒を手に入れて怪異を退けたり、バス代の400円を集めたりしながら、リナは必死に自分の家を目指します。逃げながら、お母さんが自分の描いた絵を唯一理解してくれた記憶が断片的に蘇ってきます。

また道中には、チラズアートの他作品を思わせるコンビニや駅など、ファンにはおなじみの場所も登場します。
エンディング
数々の困難を乗り越え、リナはようやく自分が住む団地に辿り着きます。部屋に入ると再び恐怖が訪れますが、次の瞬間、場面が切り替わります。
そこは現実の自分の部屋でした。慌てて飛び込んできたお母さんが、深く傷ついたリナの姿に気づきます。それまでの帰り道の体験は、孤独に追い詰められたリナが心の限界を迎えた際に見ていた、精神世界で体験していた出来事だったことが示唆されます。
お母さんは涙を流しながら「寂しくさせてごめんね」「追い詰めちゃってごめんね」と謝ります。仕事一筋で強く見えていたお母さんの涙を見たリナは、お母さんを抱きしめて一緒に泣きます。
自分は愛されていた。その確信が、リナの心を少しずつ溶かしていきます。 エンドロールでは、穏やかな音楽と三毛猫の映像とともに、物語は温かく幕を閉じます。
まとめ・感想
リナは、忙しい母親と「おはよう」という日常の会話すら成り立っていない環境で育ちました。行方不明になった船森さんも「家に帰りたくない」と泣いていた。理由は違っても、家に居場所を見出せないという状況はリナと同じだったのかもしれません。
リナが心の限界を迎えたのは、寂しさを誰にも言い出せずに抱え込んでいたからではないでしょうか。仕事に奮闘する母には言えなくて、ずっと一人で抱えていた痛みが、あの巨大な怪異として現れたのかもしれません。膨れ上がった心の痛みの化身。そう思うと、あの怪異の大きさが納得できます。
でもお母さんは泣きながら「ごめんね」と言ってくれた。それで十分だったんだと思います。ホラーゲームなのに、最後は温かい気持ちで終われる作品でした
『帰り道』は
・最後に心温まるストーリーを楽しみたい人
・追跡系ホラーが好きな人
・チラズアート作品を遊んでいる人
こんな人におすすめです。ぜひ体験してみてください。